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【コウモリは益獣?害獣?】正しい知識と、家に侵入させないための「隙間封鎖テクニック」

夕暮れ時、家の周りをヒラヒラと飛び回るコウモリの姿。 「あ、コウモリだ。蚊とかを食べてくれる益獣なんだよね」 あなたは、そんな風に、少し好意的な目で彼らを見ているかもしれませんね。

確かに、コウモリは多くの昆虫を捕食してくれる、自然界の生態系において重要な役割を担う「益獣」としての側面を持っています。

しかし、もしそのコウモリが、**あなたの「家の中」**を住処にしてしまったとしたら…? 話は全く別です。 益獣どころか、**深刻な被害をもたらす「害獣」**へと豹変してしまうのです。

「えっ、コウモリって家の中に入ってくるの?」 「フンとかで汚されるってこと?」

そうなんです。 実は、日本の家屋に侵入しやすい種類のコウモリ(主にアブラコウモリなど)は、私たちのすぐ身近に生息しており、わずかな隙間から家の中に侵入し、天井裏、壁の中、換気口の中などを「ねぐら」や「子育ての場所」として利用することがあります。 そして、その結果もたらされるのは、大量のフンによる悪臭や汚染、夜間の騒音、そして健康被害のリスクなのです。

この記事では、

  • 「益獣」と「害獣」の二面性を持つコウモリの正しい知識
  • コウモリが家に侵入する理由と経路
  • 放置した場合の深刻な被害
  • 対策を行う上での法律上の注意点
  • そして、家への侵入を完全に防ぐためのプロによる「シャットアウト術」

について、分かりやすく解説していきます。

コウモリに対するイメージをアップデートし、正しい知識を持つことが、あなたの家と家族を予期せぬ被害から守るための第一歩です。

目次

コウモリが家に侵入する「理由」と「経路」を知っておこう

「どうしてコウモリが、わざわざ家の中に入ってくるんだろう?」 その理由は、彼らが野生動物として生き抜くための本能に基づいています。安全な場所を求め、子孫を残すために、人間の家が格好の選択肢になってしまうことがあるのです。そして、彼らの侵入能力は、私たちが想像する以上。まずは、コウモリがなぜ家を狙うのか、そして、どこから侵入してくるのかを知ることから始めましょう。

コウモリが侵入しやすい換気口については、以下の記事で詳しく解説。

なぜ家の中へ?安全な「ねぐら」と「子育て」の場所を求めて

コウモリが家の中に侵入する主な理由は、**安全で快適な「隠れ家(ねぐら)」「子育て(繁殖)の場所」**を求めているためです。

  • 外敵からの避難: 昼間、明るい場所や外敵(カラス、ヘビ、猫など)から身を守るために、暗くて狭い、安全な場所に隠れます。家の天井裏や壁の隙間は、まさに格好の避難場所です。
  • 雨風・寒さをしのぐ: 風雨や厳しい暑さ・寒さをしのげる、比較的温度が安定した場所を好みます。家の内部は、屋外に比べて快適な環境です。
  • 安全な子育て環境: 特にメスのコウモリは、出産・子育ての時期(主に初夏)になると、外敵に襲われにくく、安全に子供を育てられる場所を探します。天井裏などは、子育てに最適な環境となり得ます。集団で子育てを行うこともあります。

人間の家は、コウモリにとって、これらの条件を満たす**「理想的な物件」**に見えているのかもしれません。

わずか1~2cmの隙間があればOK!?驚きの侵入能力

「うちの家に、コウモリが入れるような隙間なんてないはずだけど…」 そう思うかもしれませんが、油断は禁物です。 日本で家屋によく侵入する**アブラコウモリ(イエコウモリ)**は、非常に体が小さく、驚くほどの狭い隙間からでも侵入することができます。

その隙間とは、なんとわずか「1cm~2cm」程度! 大人の指一本が入るか入らないか、というレベルの隙間があれば、彼らは体を扁平にしたり、巧みにすり抜けたりして、中に入り込んでしまうのです。

この驚異的な侵入能力を考えると、「うちは大丈夫」という思い込みは非常に危険です。

狙われやすい場所はココ!侵入経路チェックポイント(換気口、壁の隙間、屋根瓦、戸袋など)

では、具体的に家のどの部分が、コウモリの侵入口となりやすいのでしょうか? 以下の箇所を重点的にチェックしてみましょう。

  • 換気口・通気口: 壁に取り付けられた換気扇のフードの隙間、基礎の通気口の金網の隙間や破損箇所、軒天(屋根の裏側)の換気口など。特に狙われやすいポイントです。
  • 壁の隙間: 外壁材(サイディングなど)の接合部の隙間、ひび割れ、エアコン配管や電線などの貫通部の隙間。
  • 屋根周り: 瓦のズレや隙間、棟板金(屋根の頂上)の浮き、屋根と壁の接合部の隙間など。
  • 戸袋(雨戸の収納部分): シャッター雨戸の戸袋の内部にある隙間。
  • 窓枠・ドア枠の隙間: 古い家などで、窓枠やドア枠と壁の間にわずかな隙間ができている場合。
  • 壊れた部分: 外壁の一部が欠けていたり、軒天の板が剥がれていたりする箇所。

これらの**「1cm以上の隙間」**は、全てコウモリの侵入経路となる可能性があります。

一度侵入されると厄介!同じ場所に戻ってくる「執着心」

コウモリには、一度気に入った場所(ねぐらや繁殖場所)を安全だと認識すると、そこへ繰り返し戻ってくるという習性があります。 また、フンなどに含まれる臭いが、他のコウモリを引き寄せる可能性も指摘されています。

そのため、たとえ一時的に追い出すことができたとしても、侵入経路が塞がれていなければ、また同じ場所に戻ってきてしまう可能性が非常に高いのです。 さらに、一度繁殖場所として利用されると、翌年以降も同じ場所に集まってくる傾向があります。

この**「執着心」**の強さが、コウモリ対策を難しくしている要因の一つです。 根本的な解決には、侵入経路の完全な封鎖が不可欠となります。

フン害、騒音、そして感染症リスク…コウモリ被害の深刻な実態

「コウモリが家にいるって言っても、フンがちょっと落ちてくるくらいでしょ?」 「夜行性なら、昼間は静かだし、そんなに困らないんじゃ…?」 もしかしたら、コウモリ被害をその程度に軽く考えていませんか? しかし、現実はもっと深刻です。大量のフンによる悪臭や建物の汚損、夜間の騒音、そして見過ごせない健康リスク…。ここでは、コウモリが家に住み着くことによって引き起こされる、具体的な被害の実態について解説します。「益獣」のイメージだけでは語れない、その厄介な側面を知ってください。

フン害による健康リスクは、以下の記事も参考に。

【フン害】:天井裏・壁の中・換気口下がフンだらけ!悪臭と汚染

コウモリ被害で最も多く、そして深刻なのが**「フンによる被害(フン害)」**です。

  • 大量のフン: コウモリは、ねぐらとしている場所の真下に、大量のフンを排泄します。天井裏、壁の中、換気口の内部やその真下の外壁などが、あっという間にフンだらけになります。
  • 特徴的なフン: コウモリのフンは黒っぽく、5mm~10mm程度の大きさで、パサパサしていて崩れやすいのが特徴です。(昆虫の外骨格などが主成分のため)
  • 悪臭: 大量のフンが堆積すると、独特の不快な臭いを放ちます。特に湿気が多い場所では、臭いが強くなる傾向があります。
  • 建物の汚損・シミ: 外壁やベランダ、窓枠などにフンが付着すると、見た目が非常に悪くなります。また、フンに含まれる成分が、塗装や建材にシミを作ることもあります。
  • 害虫の発生源: 堆積したフンは、ダニやシバンムシなどの害虫の発生源となることもあります。

この大量のフンは、見た目の不快さだけでなく、悪臭や衛生問題の元凶となります。

【騒音】:夜間の羽音、キーキー鳴き声…安眠妨害とストレス

コウモリは夜行性のため、人が寝静まった夜間に活動音が聞こえることがあります。

  • 羽音: 天井裏や壁の中で、**「バサバサ」「パタパタ」**といった羽音が聞こえることがあります。特に、出入りの際や、狭い場所で動き回る際に音がしやすいです。
  • 鳴き声: コウモリは超音波でコミュニケーションをとりますが、時には人間にも聞こえる**「キーキー」「チーチー」**といった甲高い鳴き声を発することがあります。特に、多くの個体が集まっている場所や、子育て中などに聞こえやすいです。
  • 安眠妨害: これらの音が、特に静かな夜間には気になり、寝付けなかったり、夜中に目が覚めてしまったりと、安眠を妨げる原因となります。
  • 精神的ストレス: 常に家の中にコウモリがいるという気配や、不規則な物音は、精神的なストレスや不安感につながります。

「微かな音だから…」と我慢していると、睡眠不足やストレスが蓄積してしまう可能性があります。

【健康リスク】:フンによるアレルギー、ダニの発生、感染症(※狂犬病など)媒介の可能性

コウモリのフンや、コウモリ自身が、健康被害を引き起こすリスクも無視できません。

  • アレルギー: 乾燥したフンが粉塵となって飛散し、それを吸い込むことで、喘息やアレルギー性鼻炎などの症状を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があります。フンに発生するカビもアレルゲンとなります。
  • ダニの発生・被害: コウモリの体や巣、フンにはダニ(コウモリマルヒメダニなど)が寄生していることがあります。これらのダニが人やペットを刺し、かゆみや皮膚炎を引き起こすことがあります。
  • 感染症媒介リスク: コウモリは様々な病原体を保有している可能性があります。
    • 狂犬病: 日本国内のコウモリからは狂犬病ウイルスは確認されていませんが、海外ではコウモリが狂犬病の媒介動物として知られています。万が一、咬まれたりした場合のリスクはゼロではありません。(輸入されたペットなどからの感染リスクはより高い)
    • ヒストプラズマ症: フンに含まれるカビ(ヒストプラズマ)を吸い込むことで起こる感染症。肺などに影響が出ることがあります。
    • ニパウイルス感染症、SARS、MERSなど: 近年、世界的に問題となった新興感染症の中には、コウモリが自然宿主(ウイルスを保有する動物)と考えられているものもあります。直接的な感染リスクは低いとされていますが、注意は必要です。

これらの健康リスクを考えると、コウモリのフンを安易に扱ったり、直接触れたりすることは非常に危険です。

【精神的ダメージ】:「家にコウモリがいる」という不快感と恐怖

物理的な被害や健康リスクに加え、「家にコウモリがいる」という事実そのものが、大きな精神的なダメージとなることがあります。

  • 不快感・嫌悪感: 本能的にコウモリに対して不快感や嫌悪感を抱く人は少なくありません。自分の家にそんな存在がいると思うだけで気分が滅入ってしまいます。
  • 恐怖感: 特に夜行性で暗闇を飛び回る姿から、恐怖感を覚える人もいます。「いつ部屋の中に入ってくるのではないか」という不安に駆られることも。
  • 生活への影響: 窓を開けるのをためらったり、ベランダに出るのが怖くなったりと、日常生活に支障をきたすこともあります。

このような精神的な負担も、コウモリ被害の深刻な側面の一つと言えるでしょう。

法律で守られている!?コウモリ対策で絶対にやってはいけないこと

「コウモリの被害、もう我慢できない!」「なんとかして捕まえたり、巣を壊したりできないの?」 そのお気持ちは分かりますが、ここで非常に重要な注意点があります。それは、日本に生息するコウモリは、一部の種類を除き**「鳥獣保護管理法」**という法律によって守られているということです。そのため、対策を行う際には、法律を遵守し、絶対にやってはいけないことがあるのです。正しい知識を持たずに自己流で対処すると、法律違反となり罰せられる可能性もありますので、十分に注意してください。

鳥獣保護法については、以下の記事で必ず確認を。

【許可なき捕獲・殺傷】鳥獣保護管理法違反!罰則の対象に

これが最も重要な注意点です。

  • 保護の対象: 日本に生息するコウモリ(アブラコウモリを含むほとんどの種類)は、「鳥獣保護管理法」における**「鳥獣」**に該当し、保護の対象となっています。
  • 捕獲・殺傷の禁止: この法律により、都道府県知事などの許可なく、野生のコウモリを捕獲したり、殺傷したりすることは、原則として禁止されています。
  • 罰則: 違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

たとえ、あなたの家に侵入して被害をもたらしている「害獣」であったとしても、勝手に捕まえたり、殺したりすることはできないのです。 罠を仕掛けたり、毒餌を使ったり、粘着シートで捕まえようとしたりする行為は、すべて違法となる可能性があります。

【繁殖期の巣の撤去】卵やヒナ(※コウモリは哺乳類なので胎生)がいる可能性!法律・倫理上の問題

コウモリ対策で、巣(ねぐら)をどうするかという問題もありますが、ここにも法律が関わってきます。

  • 鳥獣保護管理法: この法律では、鳥類の「巣」と「卵」の採取・損傷も規制されています。コウモリは哺乳類なので厳密には「巣」や「卵」ではありませんが、その**「ねぐら」や「子供」**を保護する趣旨は同様に適用されると考えられます。
  • 繁殖期への配慮: コウモリの繁殖期(主に初夏~夏)には、ねぐらの中に飛べない子供がいる可能性が高いです。この時期に巣(ねぐら)を破壊したり、侵入口を塞いだりすると、子供が中に閉じ込められて死んでしまったり、親とはぐれてしまったりする可能性があります。これは法律違反となるだけでなく、倫理的にも問題があります。
  • 適切な時期の選定: そのため、コウモリの追い出しや侵入口の封鎖作業は、原則として**繁殖期を避け、コウモリが活動を休止している時期(秋~春先)**に行うのが望ましいとされています。(ただし、地域や種類によって活動時期は異なります)

自己判断で巣(ねぐら)と思われる場所を破壊したり、むやみに手を出したりすることは絶対に避けるべきです。

【安易な追い払い】一時しのぎにしかならず、根本解決にならない

「捕まえられないなら、大きな音を出したり、強い光を当てたりして追い払えばいいのでは?」 そう考えるかもしれませんが、これもあまり効果的な方法とは言えません。

  • 効果が一時的: 脅かして一時的に追い払うことができたとしても、コウモリには強い帰巣本能があり、安全だと判断すればまた同じ場所に戻ってきてしまいます。
  • 侵入経路が残っている: 追い払うだけでは、侵入経路そのものが塞がれていないため、根本的な解決にはなりません。
  • 追い払いきれない可能性: 天井裏や壁の中など、複雑な場所に潜んでいるコウモリを、完全に追い払うのは困難です。
  • ストレスを与えるだけ?: むやみに脅かすことは、コウモリにストレスを与えるだけで、問題をこじらせてしまう可能性もあります。

追い払い作業は、後述する侵入経路封鎖とセットで行う必要があり、かつ、法律やコウモリの習性を理解した専門家が行うべき作業です。

被害を防ぐ最強策!プロが実践するコウモリ「完全シャットアウト」術

「法律で守られてるし、捕まえられないし、追い払っても戻ってくるなら、どうしようもないじゃないか!」…いいえ、そんなことはありません! コウモリ被害を防ぐための、最も確実で、かつ合法的な対策があります。それは、コウモリを傷つけることなく家から追い出し、そして二度と侵入できないように物理的にシャットアウトすること。これを専門的な知識と技術で実現するのが、プロの「完全シャットアウト術」です。ここでは、プロがどのようにしてコウモリ問題を根本から解決するのか、その具体的なステップをご紹介します。

【追い出し】:法律遵守!コウモリを傷つけずに安全に家から追い出す技術(忌避剤、タイミング)

まず、家の中にいるコウモリを、傷つけることなく安全に外へ追い出すことから始めます。これは法律を遵守する上で非常に重要です。

  • 適切な時期の選定: 前述の通り、繁殖期(主に初夏~夏)を避け、コウモリが活発に活動し、かつ子供がいない可能性が高い時期(秋口など、ねぐらを出ていくタイミングや、冬眠前の活動期など)を選んで行うのが理想的です。(地域や状況により判断は異なります)
  • 専用忌避剤の使用: コウモリが嫌がる特殊な匂いを発する忌避スプレーや燻煙剤(天然成分由来のものなど、安全性に配慮したものを選ぶ)を、ねぐらとなっている場所(天井裏、換気口など)に使用し、コウモリが自ら外へ出ていくように促します。
  • 一方通行の仕掛け(場合による): 侵入口に、外へは出られるが中へは戻れないような特殊な仕掛けを取り付けることもあります。
  • コウモリへのダメージを最小限に: あくまで「追い出す」ことが目的であり、コウモリを傷つけたり、衰弱させたりしないよう、薬剤の種類や使用量、方法には細心の注意が払われます。

法律と生態への配慮に基づいた、プロならではの追い出し技術です。

【徹底的な隙間封鎖】:1cmの隙間も見逃さない!プロ仕様の材料と精密な施工

コウモリを追い出した後、間髪入れずに行うのが、侵入経路の完全封鎖です。これが対策の最重要ポイントです。

  • 1cm以上の隙間を全て特定: 徹底的な調査に基づき、コウモリが侵入可能と思われるわずか1cm以上の隙間(換気口、壁、屋根、戸袋など)を全て洗い出します。
  • プロ仕様の封鎖材:
    • 金網・パンチングメタル: 目の細かい(1cm以下)、丈夫なステンレス製などの金網やパンチングメタルで、換気口などを確実に塞ぎます。
    • シーリング材・防鼠パテ: 壁のひび割れや配管周りの隙間などは、耐久性・耐候性に優れたシーリング材や、害獣が嫌がる成分を含む防鼠パテなどで、隙間なく埋めます。
    • その他: 場所によっては、ブラシ状の侵入防止材や、特殊な形状の部材などが使われることもあります。
  • 精密な施工技術: わずかな隙間も残さないよう、建物の形状に合わせて材料を加工し、確実に固定します。建物を傷めず、美観にも配慮した丁寧な施工を行います。特に、建物の構造を理解した専門家であれば、より確実な施工が期待できます。(←案件の強みを匂わせる)

この**「隙間ゼロ」**を目指す徹底的な封鎖によって、コウモリの再侵入を物理的に完全に防ぎます。

【清掃・消毒】:フンを除去し、病原菌リスクを低減!衛生的な環境回復

追い出しと封鎖が完了したら、残されたフンを除去し、衛生的な環境を取り戻す作業を行います。

  • 安全なフン除去: 防護具を着用し、乾燥したフンを飛散させないように注意しながら、天井裏や壁の中などに堆積した大量のフンを丁寧に取り除き、密閉して処分します。
  • 専門的な消毒・殺菌: フンがあった場所を中心に、病原菌(ヒストプラズマなど)やウイルス、ダニなどを死滅させるための安全な消毒剤を専用機材で散布します。
  • 消臭処理(必要に応じて): フンによる悪臭がひどい場合は、業務用消臭剤やオゾン脱臭などを行い、臭いを元から除去します。

これにより、アレルギーや感染症のリスクを低減し、安心して生活できる環境を取り戻します。

【再発防止】:忌避効果のある材料の使用や、定期的な点検

完全封鎖に加え、再発防止のためのダメ押しも行います。

  • 忌避成分入り材料の使用: 封鎖に使用するパテなどに、コウモリが嫌がる成分が含まれたものを使用することで、封鎖箇所への接近を抑制します。
  • 忌避剤の限定的設置(補助的): 侵入経路だった場所の周辺などに、効果が持続するタイプの忌避剤を補助的に設置することもあります。
  • 定期点検と保証: 施工後も、定期的に点検を行い、封鎖箇所に問題がないか、新たな侵入の兆候がないかなどを確認します。保証が付いていれば、万が一の再発時にも安心です。

これらのステップを、法律を遵守し、コウモリの生態と建物の構造を理解した上で、安全かつ確実に実行すること。それが、プロによる「コウモリ完全シャットアウト術」なのです。

「益獣」の側面も理解しつつ、家への侵入は断固拒否!正しい対策で快適な住まいを

夕暮れの空を舞うコウモリは、確かに蚊などの害虫を食べてくれる「益獣」としての一面を持っています。自然界における彼らの役割は重要です。

しかし、ひとたび**あなたの「家の中」を住処としてしまったら、話は別です。 大量のフンによる悪臭や汚染、夜間の騒音、そして健康被害のリスクをもたらす、紛れもない「害獣」**へと変わってしまうのです。

そして、コウモリ対策で最も重要なことは、

  1. 鳥獣保護管理法により、許可なく捕獲・殺傷はできないこと。
  2. わずか1~2cmの隙間からでも侵入するため、徹底的な封鎖が必要なこと。
  3. 強い帰巣本能があるため、追い出すだけでは解決しないこと。
  4. フンには感染症やアレルギーのリスクがあるため、安易に触ったり掃除したりしてはいけないこと。

これらの**「正しい知識」**を持つことです。

自己流の対策は、効果がないばかりか、法律違反になったり、健康被害を受けたりするリスクさえ伴います。 コウモリ被害から家と家族を守るための、最も安全で確実な方法は、**専門家による適切な「追い出し」と「侵入経路の完全封鎖」**です。

プロは、法律を遵守し、コウモリを傷つけることなく安全に追い出し、建物の構造を熟知した技術でわずかな隙間も見逃さずに塞ぎ、残されたフンを衛生的に処理してくれます。

「家の周りをコウモリが飛んでいるのが気になる」 「換気口の下に黒いフンが落ちている」 「天井裏から物音や鳴き声が聞こえる気がする」

もし、そんなサインに気づいたら、決して放置したり、自分で何とかしようとしたりせず、まずは信頼できる害獣対策の専門家に**【無料相談・無料診断】**を依頼してください。 専門家の目で状況を確認してもらい、適切なアドバイスを受けることが、問題解決への第一歩です。

「益獣」としての側面は尊重しつつ、家への侵入は断固として拒否する。 正しい知識とプロの力を借りて、コウモリ被害の悩みから解放され、清潔で静かな、快適な住まいを取り戻しましょう!

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